Berry in Lake ライトノベル含む読書感想など

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2008年05月 の記事一覧

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蟹工船 小林多喜二

 ……なんか、流行っているらしい。小林多喜二の『蟹工船』。ソースは目覚ましテレビ。若者に共感的なんだそうで。

 なぜ今蟹工船なのかさっぱりわからないが……いや、考えるとすっごくいやくさい理由しか思いつかないのですが、小林多喜二といえばプロレタリア文学の代表的作家であります。この時点で少しく聡い人にはげんなりするような話題かと思います。

 読んでみた。内容はステレオタイプなアカの教科書って感じですかね。 *ここでは思想面は扱いません。単なる読書好きのブログなんで。


 カムチャツカ沖で蟹を捕っては缶詰に加工する蟹工船で、労働者達は資本主義の手先である監督者に酷使され、搾取されていた。彼らはストライキに踏み切り、団結して戦うことを決意した。というアカのサクセスストーリです。

 まあ……思想的な面はおいといて、小説として特別つまらなくはないですが、文学的にはちっとも面白くはないです。主人公らしい主人公がいないなんてのも大変メッセージ性があるというか、メッセージ性以外感じられないともいえるのですが、大変よく共産主義思想へ走る過程が描かれているんじゃないでしょうか。

 とりあえず真っ赤っか。小説を読んでいる感じではなかった。

 あとある程度マルクスの思想とか知ってると次何するかわかるよね。そういう意味で完全にステレオタイプというかプロトタイプです。

 これはいちる個人の小説観ですが、物語にメッセージ性を含むこと自体はよくある有効な手法である一方、メッセージ性が第一になったものは作品としての価値を失うと思ってます。典型的なプロレタリア文学、という海外でも評価されている点以上の、すなわち思想面抜きの小説好きとしては見る部分がないです。っていうかプロレタリア文学という形態そのものが、個人主義を切り捨てた時点で文学であることをやめているのかなあとか。

 読むならもっと面白い本がいくらでもあるのに……というより、読書の楽しみと同じものを求めるところのものではないと思います。せっかく活字が注目されているのになあ。

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金枝篇(一)

 フレイザー著。岩波文庫の簡約本の邦訳です。見つけるの苦労したー。いやまだ二巻以降ないんだけどね。アマゾンの中古なんかコレクター商品扱いだしね。

 金枝篇といえば言わずと知れた世界民俗学の研究書です。アフリカからインディアンから、中国から日本から世界各地の土着信仰なんかを集めた資料的価値が大変大きいものです。で、あんまり膨大すぎるのでフレイザー自身がその簡約本として出したものです。


 内容は、ネミの森の祭司殺しという習慣についての考察です。が、だいぶ遠回りなので一旦祭司殺しは忘れてもよさそうかな。一巻では主に呪術、また宗教との関係が書かれ、大部分を占めます。

 呪術の類型などかなり鋭い考察がなされているので、ニッチな興味だと思いますが関心があるなら一度は読んでおきたい感じですね。私は続き持ってないけど。けど。

 時代がら未開民族と文明諸国の序列・断絶をはっきり書いているのは面白いですね。wikipediaによると批判もあるそうですが、んなとこ批判してもしかたねーだろうと。むしろ歴史的背景が浮かんできて感慨深いですねえ。ダーウィニズムが歪んできた頃だと思いますが。

 理論>具体化という形でこれでもかと世界各地の実例を出してくるので、情報量がとにかく膨大です。飽きない人にはのめり込ませる魔力がありますね。とくとく二巻欲しいっす。

[ネットラジオ] あすみんの声がたっぷり聴けて幸せ

 イエス! セイイエス! サイエンス!(挨拶)

 無に帰るあすみん。豪雨の中サンダルで出かけるあすみんが大好きです。

 月1なのが残念すぎるひだまりラジオ。今回のゲストは松来未祐さん。先輩の松来さんをいじり倒すあすみんはある意味大物。
「あすみんわたしよりバカ?」

 ひだまりラジオ×365 OP ゆめデリバリーが6月4日に発売とのこと。買っちゃいそうだ。アニメは夏から開始。今から待ち遠しいです。


 ゆのが好きすぎたのでついWinampスキンをつくっちまいました。

ゆのスキン_SS

 完全に自分向けに作ったので細かいとこ詰めてないですし、プレイリストとかは全くいじってないですが、これでラジオ聴きたいという方いたら言ってくれたらうpします。恥ずかしかったら本館の方のウェブ拍手があるのでコメント機能使ってください。

関連タグ: ひだまりスケッチ

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