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短編小説講義 筒井康隆

 うちの周りで紫陽花が咲きはじめました。紫陽花というと、小さな花が集合しているようなあれですが、あれは全部装飾花で、本当の花は中心で咲くんだってさ。

 梅雨時に聴きたいアニメソング。

 閑話休題。


 ブックオフで新書あさってたらたまたま見かけたので買ってみた。岩波新書『短編小説講義』筒井康隆。三島由紀夫の文章読本を読んだときも思ったが、物書きが読むなら打ちのめされる覚悟くらいはあったほうがいい。


 六人プラス一人の作家とその作品を挙げて一つずつ分析していく。筒井康隆は結局の所、「短編小説作法などというものなどはない」「小説というものは(略)何を、どのように書いてもいい自由な文学形式」という主張を持っている。芸道的な短編小説というものに対しては否定的である。

 一方で、では何の束縛も受けずに自由に書けば名作が生まれるかというと、そんなことはないとも述べている。なぜなら、過去に読んだ名作から内在化した何ものかの影響を受けるからだ。「いやしくもこれから短篇小説を一篇書いてみようかというほどの人が、短編小説作法に類する常識をまったく知らず、名作を一つも読んでいないなどということはあり得ない」

 挙げられている六人の作家は、これという「テーマと内容を、まさにそう書くしかないという形式と技法で」書き、ゆえに名作が生まれた。筒井康隆は他になんの応用もきかない短編小説を理想としている。

 つまるところ、自由な形式で書くということは、作法がないとか好きなように書くというよりも、無意識に創作を規定する内在律をいかに脱し、オリジナルのものを作り上げるかということだと言ってるんだと思う。たぶん。

 プラス一人の部分は、まあ最後の最後でいつもの筒井康隆に戻った! みたいな。

 ドタバタもめちゃくちゃではないんだなあという感じですよ。筒井先生が常に新しいことに挑戦している動機みたいなものが垣間見える本でした。挙げられている作品も読んだことないものばかりなので探してみよう。

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