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[寸劇] 怪奇! 殺×事件!? [一条さんの事件簿]

 屋敷のテラスで太陽と紅茶の香りに包まれ、ゆったりとした午後を過ごしていた一条百合絵の平穏を破ったのは、メイドに案内されてテラスへ出てきた顔見知りの刑事だった。若輩ながら敏腕を買われているSignal刑事である。

「おくつろぎのところ失礼、一条さん。ご機嫌麗しゅう」

アイコン「紳士的なところがクソいちる野郎と大違いで悪い気分はしませんけれど、わたしのティータイムに闖入した罪は重いですよ。わたしを訪れたということは、よほど面白い事件なのでしょうね」

 そう、彼女は退屈に退屈をもてあまし、常に自分を楽しませてくれる謎を求めている……少女が登場する小説に影響されて探偵ごっこがしてみたくなり、いちるに台本を書かせた、だいぶ金持ちなだけの一般人である。

「長いですね」

「ほうっておいてください。ホラいちる、まじめにナレーションしてください!」

一条さんの事件簿『怪奇! 殺×事件!?』 (ババーン)


アイコン「SEも口で言うんですね……」

「ところでなんで僕が刑事役なんでしょうか?」

「前回の正解者だからだそうですよ。勝手に使っちゃってごめんなさいっていちるが言ってた」

 今後も勝手に名前出すかもしれぬ。だめだったら言ってね。

「ナレーションのくせに会話に参加しないでください。話が進まないからメタなのはここまでにしますよ」

「それで、Signalさんほどの人を悩ませる事件とはいったい?(キリッ)

 Signal刑事は表情を引き締め、ことの顛末を語った……。

「殺しのヤマなんですがね。被害者は内蔵をメッタ刺しにやられていました。ここまでならどう考えます?」

「情報が少なすぎますケド、まず怨恨の線を疑うでしょうね。被害者の荷物から携帯電話を探してメールの内容を読むか、連絡が増えている人物にあたりをつけてトラブルがないかを調べ、直接訪問します。たいていの場合一発でごめんなさいしますから」

「リアルすぎます一条さん。現実の殺人事件の八割が解決してしまいます。刑事ドラマが成り立たなくなりますよ。
 でもですね、今回の事件、残念ながらそうはいかないのですよ」

「と、いうと?」

「今回の事件の被害者は、人間ではないのです……殺されたのはダチョウです」

「('ω`)」

「ああっ、あからさまに興味をなくした顔をしないでください! 脊索動物門鳥綱ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属のダチョウですよ。飛ばない鳥のダチョウです。
 困ってるんですよ。ダチョウにいったい何の恨みがあってあんな殺し方をしたのやら」

 Signal刑事が一条探偵のもとへ持ってきた珍事件……それは、ある動物園のダチョウがオリの中で腹を裂かれ、内蔵をメッタ刺しにされて殺されるという謎めいたものだった。オリといってもダチョウが超えられない程度の高さの柵で、人間が外から入ることはたやすい。

 一条探偵はしばしの間黙考していたが、ふいに何かを思い出したようにして顔を上げ、Signal刑事に尋ねた。

「そのダチョウ、日本へやってきたばかりではありませんか?」

「え? ええ。N動物園が今度外国から仕入れたばっかりの、新しいダチョウだったそうです。動物園のほうも買ったばかりでこんな目にあって、気の毒なことです。でも、どうしてわかったんですか?」

「ふん、気の毒ってほどでもなさそうですよ……Signalさん、動物園の職員を洗ってみてください。それでだめなら、…………のルートをしらみつぶしに捜査すると良いでしょう。何かしらの変化があるはずです。
 ああ、すっかり紅茶が冷めてしまいました。まあ、いい退屈しのぎにはなりましたか」

 一条探偵はそれっきり事件には興味を失ってしまったようだ。Signal刑事は腑に落ちないながらも、一条の屋敷を後にしたのだった。

「ううむ、動物園はむしろ、被害者のように見えるのだけどなあ」

 しかし、Signal刑事が一条探偵に言われたとおりにN動物園の職員を調べたところ、事件はたちどころに解決し、Signal刑事は手柄を挙げたのだった。

 さて、殺ダチョウ事件の真相とは? 一条さんはいったい何を推理したのでしょうか?

 うっへっへ。今回はえらく長くなってしまったぜ。博識な君達ならばきっと解けるはずさ。

関連タグ: クイズ

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