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ストーカーについてあれこれ

 声優の池澤春菜さん 公式サイトにてストーカー被害を告白(痛いニュース)

 ストーカーにもいろいろ種類があるんですが、これはひょっとすると病的かもしれませんねえ。

 日本の科捜研は優秀なんでストーカーの分類とかも割とがんばってるんですが、現場の警察官がちゃんとわかってなくて対処してくれないみたいなことがあり得るので、ストーカーはきわめてやっかいな問題です。実際やってることが軽犯罪法レベルだったりして動いてくれなかったり、一見痴話げんか風で民事不介入とか言われるやつが実は最も危険なタイプのストーカーだったりしちゃいます。

 つーわけで、ストーカーについてお勉強。

 ストーカーのおおざっぱな分類。ミューレンに基づく。

  1. 拒絶型
  2. 憎悪型
  3. 親密希求
  4. 無資格型

 1の拒絶型は、元交際相手や元配偶者がなります。自尊心が高い男ってのがなりやすいタイプですね。関係修復を執拗に迫ることから始まって、欲求が満たされない場合目的が復讐にシフトしやすく、どんどんエスカレートしていきます。危険なタイプですね。しかも犯人が被害者のプライベートを詳しく知っている上に、警察に届けても民事不介入と言われやすいので、かなりやばいヤツです。

 2の憎悪型。これは被害者が必ずしも異性とは限りません。たとえば自分をこっぴどくしかる上司に対する嫌がらせを行うサラリーマンみたいなのがこれです。これも自尊心が高い人間で、仕事やら人間関係がうまくいってないストレスを、なんらかのきっかけで定めたターゲットにぶつけるタイプです。いらいらしてるときに駅で足を踏まれた、みたいなことでも追っかけて家を突き止めて嫌がらせを始めるなんてこともありますね。

 大量殺人者と似たようなタイプで、日々の鬱憤をまとめて誰かにぶつけようとする。拒絶型と違って被害者に対して自分の存在を知らせず、玄関の前にゴミを散らかして帰るとか、ポストになんかつっこんで帰るとか、そんなことを繰り返します。ひとつひとつが軽犯罪法レベルの場合、警察もまともに取り合ってくれにくいし、被害者は犯人が誰なのかわからない。その上、捕まってもすぐ釈放されて嫌がらせを再開することがあります。どうしようもねータイプですが、一応危険性は比較的低めです。

 親密希求はとばして、4の無資格型。これはコミュニケーションが苦手な人。相手が好きなんだけど、それを伝えようと思ってぶっとんだ行動をしちゃったりする。ろくに話したこともないのに突然プレゼントを渡しにいったりすりゃあ、それは相手からしたらストーカーなわけです。

 ただの恋愛下手なら危険性は低いです。しかし、加害者が反社会性人格障害のことがあって、この場合きわめて危険です。これは古い言葉だとサイコパスに該当します。連続殺人者(シリアルキラー)にも多かったりしますね。相当やばいあれな人。

 さて今回のケースですが、ちょっと情報が少ないので断定はできませんけど、3の親密希求に当たるかもしれません。あくまで「かもしれない」ね。

 これはごく端的に言って、統合失調症の人で恋愛妄想のある人です。統合失調自体は発症率1パーセントほどで、大部分の患者が妄想の症状を持ちます。多いのは「自分は宇宙人にねらわれている」とか、「FBIが常に私を監視している」とかそういうのです。あと自分の心の声が漏れて他人に聞こえてしまっている、なんてのもそれっぽいです。

 そういうのが大部分なんですが、その中でも1パーセントほどの人が恋愛妄想を持つことがあります。これは、「私とあの人は運命の恋人である」とかそういうのです。妄想ってのはその人の中では事実であって否定できないことなので、相手に拒絶されても「絶対に」消えません。恋愛妄想を持つ方が、ごくまれにこのタイプのストーカーになります。

 たとえば、全く見も知らない男性(ストーカー)がなれなれしく話しかけてきて、女性があなたのことは知らないと言ったとする。するとストーカーは、「彼女は自分のことを知らないといったけど僕たちは恋人同士なのだからそんなことはない。きっと親に反対されていて関係を知られるとまずいから、周りに人が多いときは知らないふりをしているんだ」と考えるわけです。

 妄想ってのはこういうもんで、妄想の内容にそぐうように論理展開して事実として認識する。これはどんなに客観的な根拠をたたきつけて説得しても無駄です。これが恋愛に関する妄想で、かつ脳内だけじゃなくて実際追い回す行動に移しちゃうとストーカーです。

 これは書いておかなければならないことなので目立つように書きますが、統合失調の方がみんな事件を起こすわけではありません。むしろ犯罪率は健常な人間より低いという研究もあります。ただ、発症率1パーの恋愛妄想1パーの、ストーカーになる人がその中の1パーセントだとしても、100万人に1人はおるわけです。実際どれくらいかわかりませんけど。たとえばテレビに出てるような有名人となるとこの手のストーカーの1人や2人簡単についちゃったりするのです。スターストーカーといって人気者の証みたいに言われたりね。

 まあ犯罪は犯罪なんでしかたねーとは言いませんが、世の中有名になるとストーカーがついちゃうのは自然だったりするのです。ちなみに危険度でいうと、相手からしたら運命の恋人なので直接攻撃することは珍しいかなと思います。ただし、妄想が「彼女が冷たくするのは周りに反対されているからだ」とか「彼女をたぶらかすけしからん男がいるのだ」みたいになってくると周りの人間に攻撃行動を起こす場合があります。迷わず警察へ。

 以上ストーカー四方山話でした。誰得。

≪ \やべえ/ | 近況 ≫

コメント

このニュースは私も見ました。ひどいですね。

ストーカーというのにも幾つか種類があるのですね。1の拒絶型は一番厄介そうですね。ニュースで元交際相手が殺人や殺人未遂を犯すニュースをよく見かけますし。

しかしストーカーとは不思議な存在ですよね。だいたいのストーカー自身も明らかに仕事や学業などの時間を犠牲にしなければできないようなことをしますし。これは病気としか良いようがなさそうですね。

>>第4のペロリンガさん

ニュースで見るような、ストーカーが最終的に相手を刺しちゃったみたいなのは大体1番ですねー。
一方3番はテレビ的に精神病患者叩きはタブーなんで、だいたいスルーされるか、事件発覚後は無知なテレビ屋が報道するがすぐになかったことにするかどっちかです。

後半は面白い指摘ですね。実は人が犯罪者になるファクターのひとつに「時間があまっている」というのがあるとされています。
時間を犠牲にして犯罪を犯すのではなく、犠牲にする時間がなかったり、都合のいい時間を持っている人間が犯罪者になりやすいというものですね。無職や学生、逆にかなりしっかりした身なりもいい小金持ち風の男、みたいな。
この辺りも結構面白い部分だったり。

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