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≪ [マンガ] あまんちゅ 1 天野こずえ | もう一年経つのか ≫

嗤う伊右衛門 京極夏彦

 お岩はこの上なく醜い。しかし同時にお岩はこの上なく美しい。京極の筆力は、そういうことが当然ありうることとして立派にそれを書ききってゆく。

高田衛『京極夏彦と「四谷怪談」と』

嗤う伊右衛門 (中公文庫) 夏だ勿怪だ妖怪だ! 東海道四谷怪談のパスティーシュ、『嗤う伊右衛門』京極夏彦、中央公論新社のC☆NOVELSで読んだけど文庫の画像載せとこう。

 東海道四谷怪談というのは知っての通りお岩さんのアレですが、これは大南北の書いた狂言のことであります。「調べる作家」京極はこの四谷怪談の元ネタとでもいうべき、巷説としての『四谷雑談集』にもあたっている。二つの「四谷怪談」から、物語の大筋を継承しつつ、また独自の解釈によって、京極の世界を書き上げている。

 もとの東海道四谷怪談における伊右衛門というと、どうしようもない悪人という感じだが、京極はこの辺りだいぶアレンジを加えている。代わりに伊東喜兵衛という人物に憎しみが集中するようになっている。この視点を解説の高田衛が褒めちぎっていた。解説がえらい豪華だけど、確かにこれくらいの人でないと解説しきれぬのだコレ。とかく京極というのは徹底的に文献をあたる人故。

 結果、四谷怪談は哀しき純愛の物語に昇華した。怪談の恐ろしさ、おどろおどろしさとは縁遠い、狂おしく美しい作品に仕上がっている。

関連タグ: 読書京極夏彦

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コメント

あなたは段々、京極怪談シリーズ第二弾の『覗き小平次』が読みたくなーる。
読みたくなーる。ツンデレのヒロインと、主人公の幽霊っぷりが読みたくなーる。

と、オススメをばしておく(笑)
夏だからね、怪談とかで涼むのもいいですよね。

Re: タイトルなし

>>苺バタケさん

怪談といってあくまで幽霊祟りのせいにしないのは京極っぽいというか面白かったです。
百鬼夜行シリーズの続きも読みたいのだぜ。

鏡花とか百件とか探してみようカナー。

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