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詭弁論理学 野崎昭弘

 ――みつをは全てのことを言った。ゲーテ

 あ、何でもないです。中公新書『詭弁論理学』。学と付いてますが、エッセイめいた部分がほとんどでした。というか二三章要らなかったなあ。

 論理学というと、三段論法とかベン図とか、記号論理学的なものを思い浮かべるのが一般的かと思います。が、この本は修辞論理学っぽい感じでありつつ、あんまり堅苦しくなく「強弁」「詭弁」について書かれています。まあ新書だし。

 議論に強いとか、相手を言いくるめるのが得意みたいに言われる人の弁が、必ずしも論理的ではない。なんてのは国会の問答なんか見てると瞭然と理解されるのですが、ここには正しいとか正しくないなんてのは度外視した、口のうまさとか、うまくもねーけど強引さみたいなのがあるわけです。

 そういうのを何となく分類し、特徴を知って見破ろうみたいなのが二三章の部分。論理学の本の癖にところどころ挟まれる著者の意見が飛躍しまくってたりしますが、主観的なところをすっ飛ばしながら読めば面白い本でした。個人的には最後の四章が一番面白かった。

 四章は論理パズルを使った記号論理っぽい話になってます。キャロルの理髪店のパズルとか、死刑囚のパラドックスとかを使って頭の体操をしようという感じですね。

 例えば。


 あなたは不運にも死んでしまって、これから天に帰るところです。と、分かれ道に着きました。
 この道の片方は天国に、片方は地獄に通じています。岐路の前には二人がいて、一人は天使、一人は悪魔です。天使は本当のことしか言わず、悪魔は嘘しか言いません。
 さて、あなたは一回だけ、どちらかに、「はい」か「いいえ」で答えられるような質問をすることが許されます。どういう質問をしたら確実に天国へ行けるでしょうか。


 有名な論理クイズですね。このクイズは有名なので答えを知ってる方も結構いらっしゃると思います。私も知ってました。

 では、次にこうしたらどうでしょう。道はこれまで通り天国と地獄の二択です。が、今度は「天使」と「悪魔」の他に、もう一人「人間くん」がいて、こいつは「嘘を言うか本当を言うか決まっていない」のです。

 さあ、二回の質問で天国へ確実に行くにはどうしたらよいでしょうか?


 ま、こんなパズルを解きながら論理で遊ぼうみたいな内容です。終盤戦が記号的で若干難しめに見えますが、やってること自体はめっちょ難しいってわけでもないので楽しめます。

 まあ暇だったらクイズのほう考えてみてくりゃれ。

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コメント

こんにちは、はじめまして!

はじめてコメントさせて頂きます。詭弁論理学、面白そうですね。なんだかアリストテレスの弁論術や詩学を連想してしまいました。
小説の執筆もたいへんな作業でしょうが実りのある作品になれば素敵ですね。では。

>>堅物書生さん

はじめましてー。
実際ソフィスト的詭弁の流れがあってアリストテレスの分類に連なっていることを考えると、この手の話は論理学の中でもいちばん根っこの部分なのかもしれません。
小説もがんばってます。ありがとうございますー。

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