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モルグ街の殺人事件 ポー

 「『あらゆる公衆一般の概念、あらゆる世間一般に承認されたる慣例は愚かなるものと思わばまちがいなし。なんとなれば、そは衆愚を喜ばしむるものなればなり』さ」とデュパンはシャンフォオルの言葉を引用して答えた。

 amazonに表紙イメージがなかった。


 世界初の名探偵、C.オーギュスト・デュパンの登場する探偵小説三編と、恐怖もの二編を収録した、エドガー・アラン・ポーの短編集。

 エドガー・アラン・ポーといえば江戸川乱歩であって、私は明智小五郎に『モルグ街の殺人事件』のネタバレをされていた! なんというトラップ……一緒に買ってきてどっちから読むか迷ったのに!

 まあもともと有名ではあるんだけど。あれから月日が経ち、ようやく読むことにした。

 推理ものとしては『盗まれた手紙』、それと恐怖ものが面白かった。『落穴と振子』『早すぎる埋葬』ともに秀逸。

 警察が事件を解決できなくて、探偵が登場する。これは今でもテンプレートなパターンと言えるが、この警察は無能ではないんだな。ことサスペンスドラマとか見てると、いくらなんでも警察もうちょっと優秀だろと言いたくなるくらい頼りないのばっかりなんだけど、これはもうテンプレートにリアリティが発生しちゃってる結果だね。いわゆるマニエリスム。ポーの小説は黎明だけあって、警察が警察らしく仕事をして、その結果失敗するという流れがあってその差が面白い。


 恐怖小説について言えば、ポーの恐怖は死よりも、生と死の狭間にある。面白い視点。私はかなり気に入った。乱歩なんかの人間が一番こわいみたいなのも好きだけど。


 そんなに分量ないんだけど結構重たかったな。一編読んで他の本に手を出す、くらいがちょうどよかった。実はゼロ魔読む前から手をつけてたんだけど。

関連タグ: 読書

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