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≪ BSマンガ夜話 『よつばと!』 | モルグ街の殺人事件 ポー ≫

春季限定いちごタルト事件 米澤穂信

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
(amazon)

 ココアはやっぱりバンホーテン。

あらすじ

 小鳩常悟朗と小佐内ゆきは、「小市民」を目指す互恵関係の高校一年生だ。小市民は清く慎ましく、当たり障りなく生きてゆく。探偵ごとなんかもってのほかだ。

 そんな二人の前には次々と奇妙な謎が現れる。

 消えたポシェット、奇妙な二枚の絵、おいしいココアの作り方。

 『さよなら妖精』・古典部シリーズの米澤穂信が描く「日常の謎」解きミステリ・コメディ、小市民シリーズ第一作。

感想

 そんなわけで『春季限定いちごタルト事件』米澤穂信、創元推理文庫。

 普段ラノベしか読まなくても違和感なく読めそうだ。

 人が死なないミステリ。一応、時系列が一貫してるんですが、最後の話以外は単発の短編とみなしてよさそう。結局通して読まないといけないんだけど。

 伏線がわかりやすい。ああ、あれが! っていうことはあんまりなかったかな。最後のプリミティブ端末は気付かなくて笑ったけど。ただやっぱりそれらの情報の組み立てが巧いんだろうなあ、一つ一つの話がよくできていて面白い。「おいしいココアの作り方」なんか最高だぜ。絵の話だけはタイトル聞いた時点でピンと来た。


 古典部の折木もそうだけど、米澤の主人公は「一歩引いてる」んだね。合わないと合わないのかもしれないけど、こういうやつらには歩み寄っても無駄で、こっちも引いたところから読んでやる姿勢がないといらいらするかも。何の話をしてるんだ私。

 ただ小鳩はどこまでも鈍いなあ。折木は『氷菓』の時点では割と変化に身を任せるのを楽しんでる節もあるんだけど、小鳩君は心的エネルギーが内側に向きすぎてる。それが面白さというかもどかしさというかなんだけど。僅かの亀裂で壊れてしまいそうな危うさがある。

 こういう微妙な人間関係を書くのはうまい。私は大好物です。<アリス>の春季限定いちごタルト食いてえ。恨んでいいよあれは。

 巻末の解説が余計だったなあ! 要らんことしか書いてないし解説してないし。たいてい私解説も面白がって読む人なんですが。

 『夏季限定トロピカルパフェ事件』も読みたいけど秋季限定が出るのを待ってからにしようか。古典部シリーズの続きも気になるし、『さよなら妖精』もいいかげん読んでおきたい。まんまと米澤ワールドに引き込まれている私。

関連タグ: 読書米澤穂信小市民シリーズ

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